うつ病の改善には投薬治療が大切|治療の流れを解説

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処方のされ方が異なる

カウンセリング

医療機関の方針を見極める

医師を変えると処方される薬も変わるということがあります。これには病気の診断基準があいまいであるという事実があります。うつ病は病巣が目に見える病気ではありません。同じうつ病でも軽症かそれとも重症なのかの判断は医師によって異なるわけです。また、ある病院ではうつ病だと診断されたのに、別の病院では統合失調症だと診断されたという人もいます。診断が変われば、当然、処方される薬は変わります。そして、うつ病の場合、症状によってどの抗うつ剤を処方するのがいいのか、微妙な判断がなされます。つまり、医師のさじ加減に依存する度合いが高いということです。一応、うつ病の評価尺度というものがあり、焦燥感や興味の喪失などの度合いが観察され、抑制型ならこの薬、焦燥型ならこの薬というような処方をしている医療機関もあります。しかし、前提となる判断自体があくまでも医師の主観によるものだと考えれば判断一つで処方内容が変わってしまうわけです。さらに、医師により好きな薬や使いたい薬が異なるという点も処方内容が変わる理由です。同じカテゴリーのものであっても、製品によって個性があり、その効果もデリケートに異なります。そのため、医師は経験則に従ってこの薬を出しておいたほうが無難だと特定のものをよく処方する傾向にあります。もちろん、経験や客観的な情報から患者ひとりひとりに対してより良いものを選んでくれているのであれば問題ありません。しかし、病院によっては、情報を製薬会社に頼っているところももあるのも事実です。製薬会社の担当者は医療機関をまわり、医師に自社の製品を案内したり、勉強会への参加を促したりしています。確かに、そこでは新しい情報も発表されますが、あくまでも売ることを考えている人からの情報提供です。患者にとって公平な客観的データばかりが出るとも限らないにもかかわらず、そこでの情報により病院や医師の処方の方針が決まることも少なくありません。医師が是とすれば付近の調剤薬局にはその製品が納品されることになり、その仕組みから病院を変えれば処方されるものが変わることが少なくないわけです。職場に産業医がいるのなら、どんな病院がいいのか聞いてみるのも一つの方法です。抗うつ剤は、まず自分に合うものを探すところから始まります。病院あるいは医師の処方のクセや方針が大きく左右することもあります。医師との関わりにおいて、信頼関係がないとうまくいかないわけです。抗うつ剤のそれぞれの違いや副作用などに関してもきちんと説明してくれるかどうかなども病院選びの大きな判断材料になります。